世の中にはもっと色んな問題があるのに、セルフケアって自己中?

この学生団体を立ち上げて、ちょうど半年が経ちました。

 

団体を立ち上げるまで、そして立ち上げた後も、何度も「セルフケア」で良かったのかと思ってきました。世の中には数え切れないほどの問題があって、私たちが聞いたことないような問題に世界中のどこかで誰かが立ち向かっていると思います。そんな中、恵まれている環境に住んでいる私たちは「セルフケア」に関して活動して良いのだろうかと思いました。

「自己肯定感をあげよう!」とよく聞くし、自分たちも言っていますがそれは本当に必要なのか。セルフケアをして何が変わるのか。自分を好きになって、自分に優しくするのってナルシストと何が違うのか。私の中にはたくさんの疑問があり、未だに全部答えることはできません。しかし、この1年間さまざまなイベントでたくさんの人と出会い、活動や自分の夢について質問され、考え、人生の先輩方のお話を聞き、疑問に対する答えが少しずつ分かってきました。

社会問題においても、周りとの人間関係においても、まずは自分の本質を見極めないと何も始まらない。今ではそう思えるようになりました。世の中には、私たちが考えるべきこと、声をあげて行動すべきことはたくさんあります。外に目を向けるのが大事のように、自分を見つめて、自分がどういう人で、どういうときに疲れて、何が得意で、周りのために何ができるかを知ることも大切なことだと思っています。少なくともこの半年、色んな出会いを大切にして、自分と向き合ってきた結果そう思いました。「未来を担う」と言われている私たちの世代がこの社会の中で活躍して、今を良い方向へ変えていくにはまず自分を知って、好きになって、必要な時には自分を奮い立たせられる人になるべきなのではないかと思いました。それでこそ、大切な人を大切にできるし、世界中で困っている人に良い影響を与えていけるのではないかと信じています。

自分たちが正しいと思って行ってきた活動が1人でも多くの人のためになっていれば良いなと改めて思いました。色んなことが起きて、目まぐるしい日々を過ごすようになった人間がまずは自分の本質を知って、それが活かせる社会になるのが楽しみです。